2011年6月6日月曜日

内部被ばくについて

内部被ばくについて、調べてみました。興味のある方はどうぞ。

原子力百科事典
http://www.rist.or.jp/atomica/index.html

「内部被ばく (09-01-05-02)」より

内部被ばくが起こるのは
 内部被ばくは放射性物質が体内に取り込まれることによって起こる。日常の生活の中で内部被ばくが起こるのは、例えば、土の中に含まれる天然の放射性物質や核実験による放射性降下物(フォールアウト)が空気や水や食べ物に混ざり、私たちがそれらを摂取することによって放射性物質を体内に取り込んだ場合である。
 放射性物質が体内に取り込まれるときの経路は次の3通りに整理されている。
(a)経口摂取:放射性物質が含まれる水や食物などを飲み込むことによりその放射性物質が体内に取り込まれる場合。
(b)吸入摂取:放射性物質が含まれる空気を吸い込むことによりその放射性物質が体内に取り込まれる場合。
(c)経皮吸収:皮膚を通して放射性物質が体内に取り込まれる場合。ただし、皮膚はほとんどの放射性物質(トリチウムを除く)に対してその侵入を防ぐことができるので、傷口がある場合を除いてこの経路による放射性物質の体内への取り込みは問題とならない。ただし、水または水蒸気状のトリチウムは皮膚を通して体内に吸収される。
内部被ばくではα線やβ線のように透過性の小さい放射線も含め全ての放射線が臓器・組織の照射に寄与する点で、透過性の大きいX線、γ線あるいは中性子線のみが照射に寄与する外部被ばくと様子が異なっている。特に、体内に取り込まれた放射性物質から放出された透過性の小さい放射線(α線と大部分のβ線)は、身体内を通過する間に、持っているエネルギーの大部分を周りの臓器・組織に与えるので、内部被ばく上重要になる。

身体内の放射性物質の量は、その放射性物質の放射性崩壊による固有の半減期(物理学的半減期)と身体の代謝による半減期(生物学的半減期)とで決まる割合(実効半減期)で減少していく。例えば、137Csの物理的半減期は30.07年であるが、生物学的半減期は144日である。これはCsが比較的代謝の早い元素であることに起因する。
 各臓器・組織への放射性物質の沈着量、臓器・組織に放射線が与えるエネルギーの量、沈着している期間の長さなどに基づいて内部被ばくの大きさ、すなわち内部被ばく線量(等価線量、実効線量)が計算される。

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